GACCOH

  • ABOUT
  • ACCESS
  • CALENDAR
  • RENTAL
  • BLOG
  • やっぱり知りたい!シリーズ
  • 人社ユニット in GACCOH
  • nyx×GACCOH
  • 哲学カフェ
  • 科学教室
  • 小説読書会
  • 絵画教室
  • 水墨画ワークショップ
  • イベント

160528_levinas02_01

 
 

「やっぱり知りたい!レヴィナス」全3回


今回の講座では、主にフランスで活動したユダヤ人哲学者、エマニュエル・レヴィナス(Emmanuel Levinas, 1906-1995)を扱います。

現象学、ユダヤ思想を源流としながら、独自の他者論を提示したことで知られるレヴィナスの哲学。その根本的な諸モチーフを解説しながら、とくに近年明らかになってきたレヴィナスの政治哲学的な側面を論じます。3回の講義において、2つの主著、『全体性と無限』(Totalité et infini : essai sur l’extériorité)、『存在の彼方へ』(Autrement qu’être ou au-delà de l’essence)を順次参照しつつ、難解とされる彼の思想を分かりやすく解きほぐします。

第1回「レヴィナスと他なるもの」では、レヴィナス哲学の出発点である現象学との関係を取り上げます。レヴィナスがフッサールやハイデガーの現象学を、「他なるもの」という問題から読み替え、彼自身の思想を練り上げていった過程を捉えます。

第2回「レヴィナスと政治」では、レヴィナスが20世紀の政治的動乱へといかに応答していったかを学びます。ユダヤ人収容所、イスラエル建国、中東戦争といった歴史的出来事との関わりから、彼の思想を立体的に照らし出します。

第3回「レヴィナスと正義」では、レヴィナスが論じる「正義」という概念を扱います。「第三者」との関係を前提とした「正義」を問うことにより、レヴィナス哲学が現代においていかなるインパクトを持ちうるかを、皆さんと一緒に考えられたらと思います。
 
 
第1回 「レヴィナスと他なるもの」・・・2016年4月30日(土) 19:00-21:00 → お申し込みフォームお申し込み受付を終了いたしました。
第2回 「レヴィナスと政治」・・・・・・2016年5月28日(土) 19:00-21:00 → お申し込みフォームお申し込み受付を終了いたしました。
第3回 「レヴィナスと正義」・・・・・・2016年6月25日(土) 19:00-21:00 → お申し込みフォームお申し込み受付を終了いたしました。
 
会場:京都出町柳 GACCOH(京阪電車「出町柳駅」2番出口より徒歩5分)
参加費:各回1,000円
 
 

ナビゲーター:
松葉 類(まつば・るい)

京都大学大学院 文学研究科 博士後期課程/日本学術振興会 特別研究員
レヴィナス哲学を手がかりに、政治哲学、ユダヤ思想を研究
 
 

参考文献

入門:熊野純彦『レヴィナス入門』(ちくま新書)
レヴィナスに関する入門書で、もっとも手に取りやすいのが本書でしょう。彼の哲学の中でつまずきやすい諸概念について、バランスよく、わかりやすい解説が施されています。初学者の方が、まずはポイントをつかむための一冊です。

中級:エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』(熊野純彦訳、岩波文庫)
レヴィナスの主著と目される本書は、彼に興味のある人ならば必ず読むべき本でしょう。本書を読めば、レヴィナス哲学を貫く数々の主題に触れることができます。難しい箇所もあるかと思いますが、やや分量の多い訳註などを手引きにしつつぜひ読んでみましょう。

上級:藤岡俊博『レヴィナスと「場所」の倫理』(東京大学出版会)
レヴィナス研究者による、本格的な研究書です。ほかの2冊に比べるとやや高価ですが、これまでの研究蓄積を踏まえつつ、彼の根本的な思想に真摯に向き合う良書です。これからのレヴィナス研究に欠かせない一冊になるはずです。
 
 


twitter facebook instagram プライバシーポリシー


© GACCOH 2018